函館公園内の遊園地「こどものくに」(青柳町17)が20日、今季の営業を始めた。春らしい陽気にも恵まれ、初日から多くの家族連れでにぎわった。
1956年に開園。稼働する観覧車としては国内最古で、国の登録有形文化財となった「空中観覧車」をはじめ、新幹線やスカイチェアー、お化け屋敷などがある。
昨年に続き、手指消毒などの感染症対策を講じてオープン。待ちわびた地元の家族連れが、午前10時の開園に合わせて多数足を運び、園内には子どもたちの楽しそうな笑顔や歓声が広がった。
4世代6人で訪れた函館市の菅家梓さん(35)は「毎年来ているので、子どもたちも楽しみにしていた。コロナの中、無事にオープンできてよかった」と笑顔。瑛吉ちゃん(5)とすず音ちゃん(3)も「ショベルカーやロボットに乗って楽しい」とはしゃいでいた。
営業時間は平日午前11時~午後4時、土・日、祝日と春休み、ゴールデンウイーク、夏休み期間中は午前10時~午後5時。雨天休園。大型遊具は1回300円。8回分の回数券は2200円。問い合わせは同園(0138・22・5039)へ。(早坂直美)