函館市内のLGBT(性的少数者)当事者やその関係者でつくる「レインボーはこだてプロジェクト(RHP)」(北見伸子代表)は、活動内容を広く発信しようと動画サイト「ユーチューブ」にチャンネルを開設した。今月13日現在でメンバーへのインタビュー動画など計5本を投稿し、当事者の支援につながるようPRを続けている。
チャンネルは昨年11月にRHPが主催した啓発イベント「虹をはいて歩こう」に向け、企画に関わった道教育大函館校の学生が作成した動画をウェブ上で公開し、多くの人に見てもらおうと昨年12月に開設。動画は主にイベントに関わった同校2年の東條くるみさん(20)と、RHPメンバーの恭さん(30代)が撮影している。
今年1月には、北見代表と昨年11月のイベントに携わった学生へのインタビュー動画の2本を投稿し、活動紹介や活動への思いなどを深く掘り下げている。編集を担当する東條さんは「視聴者が飽きずに、楽しく見てもらえるように作っている」と話す。今後は、当事者メンバーが顔出しせず、ラジオ形式で公開するインタビューなど3週間に1本程度のペースでの投稿を予定しており、恭さんは「どんな人が活動しているのかを知り、会って悩みを相談したいと思ってもらえる動画にしたい。安心して過ごせる、団体の楽しい雰囲気が伝わればうれしい」と話している。
ユーチューブチャンネルへのアクセスはQRコードから。(飯尾遼太)