函館空港の日本航空(JAL)チェックインカウンターで17日、沖縄県本部(もとぶ)町から届いた「琉球寒緋桜(りゅうきゅうかんひざくら)」の切り花展示が始まった。5日間~1週間が見ごろで、同空港利用者にひと足早い春到来を感じさせている。
JALと日本トランスオーシャン航空(JTA)が、沖縄本島北部に位置する同町で開かれる「もとぶ八重岳桜まつり」(16日~31日)に協賛し、同町観光協会の好意で寄贈された「日本一早い桜の花」の切り花を全国22空港のカウンターやラウンジで展示する。
琉球寒緋桜は、沖縄や中国南部、台湾などに分布。送られたサクラは高さ約1メートルで、一重咲きの濃い色合いで華やかさと重厚感がある。
JAL函館支店の小野恵美里さん(25)は「まだつぼみもあり美しいサクラを楽しめる。気持ちが沈む話題が続いても、サクラを見ていると明るい春は必ず来るという気持ちで頑張ることができる」と話していた。(山崎純一)