大みそかの12月31日、函館市内の飲食店では、新年を新しい気持ちで迎えようと年越し用のおせちやオードブルの受け渡しに、午前から多くの市民が各店に訪れた。
「活魚料理いか清本店」(本町2、室田秀文店長)では定番のエビや黒豆のほか、カニめしや刺身などの魚介類をふんだんに詰め込んだ「特製いか清おせち(3段重)」を限定80食用意。刺身盛り合わせやオードブル、寿司、鍋のセットなどもそろえ、11月下旬から予約を受け付けた。
この日は午前10時から同店で引き渡しをスタートし、予約客が続々と来店した。室田店長(43)によると、今年は刺身盛り合わせや鍋の注文が例年の1・5倍ほどあったといい「新型コロナウイルスの影響で外出できず、家で新年を迎えようという人も多い」とし、「外出できない分、家で店の味を楽しんでほしい」と話していた。(飯尾遼太)