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箱バル不動産、地域の魅力発信するインターン3人受け入れ

 函館市西部地区を拠点に活動する合同会社箱バル不動産(末広町、蒲生寛之代表)は函館の魅力を発信するコミュニティーライターを担う大学生3人をインターンとして受け入れた。11月から来年1月末までの3カ月間の予定で、北大水産学部4年の東谷湧太さん(23)、神戸市外国語大学3年の藤田花さん(21)、東京大学4年の佐伯康太さん(23)の3人が参加。在住者、移住者、旅行者の視点で、旧市街地に住む人々の暮らしや歴史を掘り起こし、SNSなどを活用して発信する。(今井正一)
 若い世代向けの長期インターンシップを提供するNPO法人北海道エンブリッジ(札幌)が経産省の地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金を活用して進めている事業。箱バル不動産はこれまで、大三坂ビルヂングの再生やスモールタウンホステルの運営、移住受け入れの事業などを手掛けてきたが、インターン受け入れは初めてで、蒲生代表(37)は「これまで手が回らなかった部分のこと。新しい価値をつくり、ここでの経験が実社会を切り開いていく経験になれば」と期待する。
 東谷さんは石川県出身で函館在住2年目。留学に向けて休学するもコロナ禍で白紙となり、函館の街の魅力に目が向くようになったという。「西部地区について知らないことが多い。古いものや受け継がれていくものに興味があった。自分で表現して世の中に発信することで知ってもらえたら面白い」と話す。
 藤田さんも予定していた留学がオンライン受講となり、大学自体もリモートでの講義となった。一時、岡山県内の実家に戻ったが「自分の居場所を見いだせなくなった。地元にくすぶっているのではなく、一定期間どこかに身を置いてみたかった」と応募。蒲生代表の仲介でルームシェアやアルバイト先も見つけ「人のつながりや街の良さ、人の温かさを感じる」と早くも溶け込み始めている。
 都内在住の佐伯さんは当面、オンラインでの参加。過去にも函館を旅行で訪れたことはあるが、12月中に実際に函館を訪れ、2週間程度滞在を予定。「函館でのつながりがゼロの段階から、東京に戻ってからも関係が続くようなつながりがつくれるのか、暮らすように旅をしたい」と話す。
 今後、立ち位置が異なる3人がそれぞれ函館の内側と外側をつなぐような魅力あふれる情報を発信。「note」を活用したブログ「もうひとつの函館」、インスタグラムアカウント「函館旧市街地図鑑」(@old_hkdt_zukan)を随時、更新する。

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