【奥尻】町内の50代男性の新型コロナウイルス感染が24日に判明したことを受けて行われたPCR検査で、町職員2人を含む複数人が新型コロナウイルスに感染していることが分かり、町は25日、この職員が勤務している町青苗支所、本庁舎建設水道課と同フロアの水産農林課を臨時休業した。感染者は同日、海上保安庁江差海上保安署の巡視船「かむい」で、島外の医療機関に運ばれた。
関係者によると、新たな感染者は24日に感染が分かった男性の濃厚接触者で、いずれも町内の飲食店を利用していた。町は感染職員の濃厚接触者については「調査中」とし、休業中の部署の再開のめどは立っていない。
町は町民に感染対策の徹底を呼び掛けるとともに、来町者には「体調、体温などを注意深く確認し、健康管理に十分気をつけて」と呼び掛けている。