白神岬でヒヨドリの渡り 2020年10月21日 3時00分 松前町 【松前】野鳥の飛来地として知られる北海道最南端の白神岬周辺で、秋の風物詩ヒヨドリの渡りが始まった。 20日早朝、野鳥愛好家が双眼鏡やカメラを構え見守る中、数百羽の群れが集結。朝日で黄金色に色づいた海面をまばゆい姿で対岸に渡る。ハヤブサやオオタカなどの猛きん類を避けるため、海面近くを低空で龍のように飛翔する。対岸約19キロ先の龍飛崎(青森県)まで、西風に乗り一気に渡りきる。 10月末のピーク時には1000~2000羽に達することもある。(佐藤由紀彦)