北海道付近が日本の東から張り出す高気圧に覆われた影響で、7日の渡島・桧山は気温が上がった。気象庁の速報値によると、奥尻空港で30・2度を観測し、2003年の統計開始以来9月として初の真夏日となった。このほか、厚沢部町鶉の32・3度、松前町の31・2度は共に9月として過去2番目の高さで、江差の31・0度は同じく5番目で今年最高となった。
函館の最高気温は29・8度で、午後3時を過ぎても28度台と厳しい暑さが残る中、日傘を差したり、日陰を選んだりして歩く人が見られた。
函館地方気象台によると、8日は上空に暖かく湿った空気が入り込み、予想最高気温は函館31度、江差30度。熱中症など健康管理に注意を呼び掛けている。
◇
札幌管区気象台は7日、北海道地方が13日ごろからの5日間で平均気温が平年より2度以上低くなる恐れがあることで、低温に関する早期天候情報を発表した。農作物の管理などに注意を呼び掛けている。(山崎純一)