五稜郭タワーアトリウムで19日、夜に咲き、朝にしぼむ花「月下美人」の鑑賞会が開かれた。2014年の植栽以降で最高となる約180輪の花が同時に咲き、約200人がゆっくりと花開く様子を見守った。
月下美人は中南米原産で、白い花びらと甘い香りが特徴。開花時期は6~11月で、今回は6月13日に116輪の花が咲いて以来、6回目の開花となった。
この日は午後9時ごろに約180輪の花が一斉に開き、ほぼ満開に。照明が花びらの白さを強調し、辺りは甘い香りに包まれた。会場では抽選で約40人に月下美人の苗が配られた。
家族4人で訪れた函館亀田小5年の小林来綺君(11)は「近くで見たが花がとてもきれいでいい香りがした。当たった苗はおじいちゃんと家で大切に育てたい」と話していた。
20日も午後7~9時にアトリウムを特別開放する。(野口賢清)