道南虫の会(事務局・函館)の対馬誠さんは、チョウの飼育と観察を楽しんでもらいたいと、キアゲハの幼虫を小学生を対象にプレゼントする。
キアゲハは函館では春型が5、6月、夏型が7月下旬~8月に発生。幼虫はエゾニューやセリ、ニンジンなどの葉を食べる。4回の脱皮を繰り返しながら大きくなり、終齢幼虫は色鮮やかな緑と黒のしま模様になる。その後、さなぎとなった後は2週間程度で羽化し、成虫となる。
7月後半に成虫になる見通しの幼虫は3匹ずつ配布し、各自で用意するプラスチックケースなどで飼育してもらう。生態の解説や飼育方法の説明書も用意している。対馬さんは「自然の生き物に触れ合い、いろいろなことを感じてほしい」と呼び掛けている。
7月3日まで、先着順15人。電話連絡後、函館市北美原2の対馬さんの自宅で受け取る。住所の詳細、申し込みは対馬さん(090・6214・8191)へ。(今井正一)