太陽と地球の間に月が入り、月が欠けているように見える部分日食が21日、ほぼ全国的に観測された。函館市内でも午後4時10分ごろから太陽の左下の部分が掛け始め、ピーク時の同5時ごろには約18%の面積が覆われた。
21日は二十四節気の一つで日の出から日没までの時間が最も長い「夏至」。国立天文台などの記録によると、国内で夏至に日食が起きるのは江戸時代の1648年以来372年ぶりという。また、次回に見られるのは2023年6月だが南西諸島、九州南部、紀伊半島のみで、全国では10年後の30年6月1日、北海道で金環日食(太陽と月の中心がほぼ重なる)、ほかで部分日食が見られるという。(山崎純一)