函館中央署は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で小中学校での「防犯教室」の開催が困難になっていることから、NCV函館センター(函館市桔梗町)と共同で、啓発動画5本を作成した。同署は6月1日の学校の通常授業の再開に合わせ、管内の希望する小中学校79校に各動画を収録したDVDを配布し、児童・生徒の視聴を呼び掛けている。
今回制作した啓発動画は、子どもたちに防犯標語を周知する「おぼえよう!いかのおすし」(1本)と、「自画撮り」被害や個人情報の流出などネット犯罪に巻き込まれる危険を訴える「STOPネットトラブル」(4本)。動画は3月27日から動画共有サイト「ユーチューブ」の同センター公式チャンネルで公開しているほか、同局のコミュニティチャンネルでは4月から放送している。
動画に出演した、同署生活安全課の小林百香さん(22)と福島千尋さん(25)は「子どもたちを飽きさせないよう、各動画1分と短くまとめた。保護者も見て、親子で防犯を考えるきっかけにしてほしい」とPRしている。(神部 造)