函館運転免許試験場(函館市石川町)は25日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休止していた運転免許業務を学科試験などに限り一部再開した。24~25日まで市内の自動車教習所も休業していたため、この日の受験者は6人にとどまり、予約が必要な技能試験などは受験者がいなかった。運転免許の更新手続は6月1日からの再開を予定する。
道内の運転免許試験場と各警察署は、緊急事態宣言を受け4月19日から運転免許業務を休止していたが、道の休業要請が25日から一部解除されたことから再開を決めた。
同試験場は感染防止対策として、周囲の人との間隔をあけるため2人掛けの机を1人掛けで使うなど教室の収容人数を半分以下に減らすなどの措置を講じている。
同試験場は、感染対策で受け入れられる人数が減少していることを踏まえ、6月に運転免許の更新手続が始まると午前中を中心に混み合う可能性があるとし「比較的余裕のある平日や午後に来場し、期限に余裕のある人は手続きの予定を延ばすなど、混雑の緩和に向けた協力をお願いしたい。7月末までに免許証の有効期間末日を迎える方は延長申請を」と呼び掛けている。(神部 造)