運転免許証の更新手続き受け付けを休止中の函館運転免許試験場に、免許更新についての問い合わせが殺到している。同試験場は「7月末までに免許証の有効期間末日を迎える方は、運転免許を失効させないため必ず延長申請を」と呼び掛けている。
道警では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため4月19日から運転免許試験場と各警察署での運転免許更新業務を休止中で、再開のめどはたっていない。免許の有効期間が7月31日までの人は3カ月の延長が可能だが、運転免許試験場か所轄警察署に申請する必要がある。
函館運転免許試験場では免許更新業務の休止後、問い合わせが急増。4月20日から5月10日までに2778件の問い合わせがあり、ほとんどが更新の延長についてのものだったという。同試験場は「問い合わせされた方のほとんどが、手続きなしで自動的に有効期間が延長されるものと誤解されていたようだ」とする。
延長申請は、函館市民は函館運転免許試験場、函館市以外の人は同試験場か所轄の警察署で受け付ける。代理人や郵送による申請も可能。問い合わせは同試験場(0138・46・2007)、または各警察署へ。(神部 造)