【木古内】町のまちづくり団体「咸臨丸とサラキ岬に夢見る会」(舛野信夫会長)は7日、大型連休中に開催予定だった「チューリップフェア」の中止を受け、サラキ岬で見ごろを迎えたチューリップで花束を作り、町内各所に届けた。
花束は町内の小中学校、役場などに計25束が配られた。このうち老人保健施設いさりび、グループホーム杉の木では、入居者にサラキ岬の様子を見てもらおうと、動画を収めたCDとともに贈られた。
木古内保育園では園児の歓迎を受け、年少組の吉田颯一郎ちゃん(3)は「黄色が好き」と笑顔を見せた。同会の活動を見守ってきた多田房子園長は「今年は子どもたちを連れて行けず残念に思っていたので、花を見せることができてうれしい。会の活動を町内の方にもっと知ってほしい」と話していた。
舛野会長は17年間の活動を振り返り、感謝を述べ「今回少しでも恩返しができてうれしい。今後は町とも協力して活動を継続していきたい」と意気込みを語った。(佐藤由紀彦)