【七飯】道警函館方面本部は4日、七飯町西大沼の国道5号でスピード違反の取り締まりを公開した。移動式の速度違反自動取り締まり装置(通称・オービス)を使い、ドライバーが適切な速度で運転しているか監視した。
移動式オービスは、場所の制約を受けず、少人数で取り締まりを実施できるのが特徴。通学路や生活道路でも効果が発揮できるとして、全国の警察で導入が進み、道警は今年度から運用を始めた。
この日は、森町方向の片側1車線の区間で実施。登坂車線が終了し、走行車線と合流して間もない地点で、遅い車を追い抜いた後にそのままスピードを出して走行する車両があるという。事故も多発しており、2017年には乗用車とミニバンが正面衝突し、乗用車に乗っていた60代の看護師が死亡した。
同本部は管内で5日まで、移動式オービスによる取り締まりを行う。同本部交通課は「雪が少なくてもスピードを出さず、安全運転に努めてほしい」とドライバーに呼び掛けている。(山田大輔)