函館市西部地区の観光スポット、八幡坂から眺める光景で何か物足りなさを感じる。坂の奥に見える函館港に係留されている函館市青函連絡船記念館摩周丸(若松町)が船体塗装などの修繕のため、函館どつくに入渠(にゅうきょ)しているためだ。
摩周丸は5日、17年ぶりに若松埠頭(ふとう)をタグボートに引かれて離れ、約1時間半後に函館どつくへ到着した。修繕工事は汚れが目立っていた船体外板の塗装など。
関係者によると26日に戻ってくる予定で、その後、2018年9月の台風21号の影響で切断したチェーン1本を付け直すなどし、3月6日からの開館を予定している。(山崎純一)