函館市の工藤寿樹市長は20日、市に1億円を寄付したレジャー産業道内大手の太陽グループ(札幌)の本社を訪れ、東原俊郎社長に、紺綬褒章を伝達した。函館駅前から松風町までの大門地区のまちづくりで協力し合うことを確認した。
東原社長は「大門の活性化のために使ってほしい」との思いで2018年12月、ふるさと納税として1億円を市に寄付。紺綬褒章は公益のために私財を寄付した人に贈られる。
工藤市長は「大門地区のにぎわい創出のために、はこだてグリーンプラザでイルミネーションを検討している」とし、棒二森屋跡地についてホテルやマンション、商業施設、広場の整備が計画されていることを紹介した。
太陽グループは大門で再開発を検討しており、東原社長は「昔の大門のにぎわいを取り戻したい。棒二森屋跡地の整備については初めて聞いた。学生の声も参考にするなどして計画したい」と述べた。(稲船優香)