函館市石川町の造園業「桔梗造園」(山本久明社長)で今年も門松づくりが行われている。例年、除雪業務の合間を縫って制作しているが、雪も少なく、順調に作業が進んでいる。
同社にとっても一年を締めくくる年の瀬の作業で、12件の注文があった。門松の高さは、土台になる樽の大きさで異なり、樽は縄できれいに飾り付けて、3本組の竹の周囲を松の葉などで飾り付ける。いずれも仕上げの段階となった。
門松制作に携わり4年目となる社員の横尾裕樹さん(29)は「年に1度の大切な作業。皆さんが良い年を過ごせるように気持ちを込めて作っています」と話していた。同社は26、27の両日に各顧客に納品する。(今井正一)