函館市民スケート場(金堀町10)が14日、今季の営業を開始した。小雨模様の中、待ちわびた親子連れらが来場し、今シーズン初滑りを楽しんだ。オープン期間は来年2月16日まで(12月31日、1月1日以外は無休)。
同場には250メートルのスピードリンクと、中央にフィギュアやアイスホッケーなどが楽しめるサブリンクを併設する。来年度は老朽化した冷凍機などを改修するため、営業はしない。再オープンは2021年12月を予定する。
オープニングセレモニーでは、運営する函館市文化・スポーツ振興財団の佐々木茂理事長が「けがなく安全に滑ってほしい」とあいさつ。号砲の合図により、地元のアイスホッケー少年団など計12人の子どもたちが開場を祝う幕を持ち、来場者を率いて先頭を滑った。
先頭を滑った、函館スケート協会フィギュア部所属の森山かんなさん(中の沢小5年)は「雨で氷が溶けていないか心配だったが、無事滑ることができて良かった。今季はダブルジャンプ全種類に挑戦する」と宣言。妹のなずなさん(同1年)も「(空中で1回転する)アクセルを跳べるようになりたい」とやる気を見せていた。(佐々木 司)