函館地方気象台によると、台風１７号から変わる低気圧の影響で、渡島・桧山地方は２３日から２４日にかけて大荒れとなり、海は大しけとなる見込みだ。暴風や高波に警戒が必要で、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分な注意を呼び掛けている。
台風は２３日に温帯低気圧の性質を帯びつつ日本海を北東に進み、同日夜までに温帯低気圧となって渡島半島に近づく。その後、２４日にかけて北海道付近を通過して千島近海に達する見込み。
渡島・桧山地方では２３日昼前から風が強まり、２４日にかけて非常に強い風が吹く見込み。２３日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は、渡島西部と桧山の海上で２５メートル（３５メートル）、陸上で２０メートル（３５メートル）。渡島の北部と東部の海上で２５メートル（３５メートル）、陸上で１８メートル（３０メートル）。
雨は、２３日昼過ぎから雷を伴って激しく降り、２４日にかけて雨量が多くなる見込み。渡島・桧山地方で２３日午後６時までに予想される１時間最大雨量は４０ミリ。２２日午後６時から２３日午後６時までの２４時間雨量は８０ミリで、２３日午後６時から２４日午後６時までの２４時間雨量は５０～１００ミリ。
海は大しけとなる見込みで、２３日に予想される波の高さは、渡島の西部と桧山で６メートル、渡島東部で５メートル、渡島北部で４メートル。その後も２４日にかけて大しけの状態が続く見込み。
同気象台では最新の防災気象情報に留意を呼び掛けている。
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