函館・大門地区の歴史や現状を紹介する地域情報紙「大門かわら版」が今年創刊し、26日に2号が発行される。大型連休期間中のイベントや新規店舗の情報を網羅している。
松風町8でコーヒー&バー「ジャズスポットリーフ」を営む水山一嗣さん(51)が編集長を務め、編集室を店内の一角に置く。スタッフと2人でパソコンを駆使して編集作業にいそしむほか、広告集めや設置協力店への配達などに奔走している。
同紙は、北海道新幹線開業日の3月26日に創刊し、毎月26日発行。大門の歴史や付近の駐車場情報、新たに開店した店の話題を中心に構成しており、2号はこれらに加えて大型連休時期のイベント情報などを充実させた。建設中の再開発ビル「キラリス函館」の様子を追いかけるほか、大門に関するクイズや求人情報、過去の面白いエピソードなどの募集にも力を入れ、読者層やニーズの把握に努めていくという。
函館生まれで、青春時代を大門で過ごしたという水山さん。「商店主やお客さまの出会いと対話の楽しさこそ商店の良さ。紙の上で、そうした良さを実現していく」と話している。
A4判、モノクロ4ページ。1万部を作製し、棒二森屋のほか、函館駅前や本町の一部商店で配布。設置協力店は随時募集中。問い合わせはリーフ(☎0138・27・4122)へ。(半澤孝平)