函館亀田ロータリークラブ(前田健二会長、会員37人)は8日、市内昭和2の「そば処陣屋昭和店」で、函館を訪れている留学生を対象に、餅つきとそば打ちの体験会を開いた。参加した留学生46人は自分たちで作った餅とそばを堪能した。
体験会は北海道国際交流センター(HIF)の「日本語日本文化講座夏期セミナー」に参加している留学生に、日本の食文化を理解してもらおうと毎年実施している。
餅つき体験では、法被を着た留学生が「よいしょ」の掛け声に合わせて力いっぱいにきねを振り下ろし、出来上がった餅はきな粉やあんこをまぶして味わった。
続いて同店の職人がそば打ちを披露。留学生も生地を切る行程に挑戦し、慣れない手つきながらも職人のアドバイスを受けながら、リズム良く包丁を動かして均等に切りそろえた。
米ワシントン大学のトラン・ランディーさん(20)は「餅つきは楽しくて良い運動になった。初めて食べたが今までに味わったことのない食感で、とてもおいしかった」と笑顔を見せた。(金子真人)