函館市で24日、ソメイヨシノが開花した。〝平成最後の開花〟となり、平年より6日早い。最大10連休となる春の大型連休期間中に、満開のサクラが楽しめそうだ。
この日は午前中、五稜郭公園内の標本木で5、6輪以上が咲いていることを函館地方気象台職員が確認し、開花を宣言した。昨年より1日早いといい、満開は例年、開花から4日後ぐらいに迎えることから、28日ごろになる見通しだ。
開花宣言された午前10時ごろは気温は19・6度を記録。日中の最高気温も今年最高の21・1度まで上がり、ぽかぽか陽気に誘われて観光客や散歩を楽しむ市民らが足を止めてサクラを眺めたり、写真を撮ったりしていた。
山口県から旅行で訪れていた飯田道夫さん(67)と妻の恵子さん(65)は「海産物だけでなくサクラも楽しめて満足」と話していた。(小杉貴洋)