函館・道南のグルメを一堂に集めたイベント「はこだてフードフェスタ2019」が23日、函館アリーナで始まった。普段は護衛艦でしか味わえない海上自衛隊のカレーや海鮮丼、スイーツなど多彩な食がそろい、初日から大勢の市民らでにぎわった。24日まで。
函館市や函館商工会議所などでつくる実行委の主催。初開催の昨年に比べ16多い58ブースが出店した。
艦艇や部隊で味が異なる「海自カレー」はこの日、共に大湊港を母港とする護衛艦「ゆうだち」「まきなみ」で実際に隊員が食べている2種類が登場。用意した200食は40分ほどで売り切れた。24日は、午前10時に掃海艇「いずしま」、午後1時に海上自衛隊函館基地隊のカレーを提供する。
道産小麦を100%使った函館塩ラーメンは大盛況。午前11時に用意した200食は1時間半で完売。24日も午前10時から1杯300円で販売する。函館豆腐油揚組合が、地元豆腐店活性化プロジェクトの成果として販売した「はこだて福豆豆腐」も人気。初日に用意した250個程度は完売し、24日は約200個を用意する。
限定販売ブースでは、市内の学生や生徒がオリジナル商品を販売。函館大妻高校は、地元企業と共同開発したクッキーを並べ、生徒が法被姿で元気に声を上げていた。
市内会社員の金沢裕子さん(28)は「目移りするほどたくさんのグルメがあって、どれも大満足。あすも来たい」と笑顔で話した。
24日は午前10時~午後5時。函館競輪場で午前9時~午後5時半に臨時駐車場を設け、会場まで30分間隔で無料シャトルバスを運行する。(山田大輔)