「函館海上冬花火2019」(実行委主催)が9日、函館港豊川埠頭(ふとう)沖で行われた。冬の澄み切った夜空に2000発の花火が打ち上がり、市民や観光客を魅了した。10日も午後8時から行われる予定。
冬の函館観光を盛り上げる「はこだて冬フェスティバル」の一環として毎年開催。今年は8日が初日の予定だったが、強風と高波で花火を打ち上げる船が出航できず中止となっていた。
9日は飛行機の遅れの影響で午後8時の予定より10分ほど繰り下げて開始。会場周辺には大勢の観客が訪れ、真冬の花火を楽しんでいた。横浜市の自営業、木下佐和子さん(36)は「花火に合わせて家族5人で旅行に来た。冬に見る花火は色がとても鮮やかできれいだった」と話していた。(金子真人)