函館市谷地頭町の函館八幡宮(川見順春宮司)で25日、年末恒例の大すす払いが行われた。神職が忌竹(いみだけ)と言われる竹を使い、はりや天井のほこりを払い落とすなどし、拝殿などをきれいにしていった。
この日は神職3人と巫女(みこ)2人が掃除を始める参拝をし、作業を開始。忌竹が天井などを払うと「サー」と音が響き、1年間にたまった汚れが落とされた。神職は引き続き床や畳を雑巾がけし、巫女ははたきを使い窓のほこりを落とし、新しい年の歳神様や初詣の参拝客を迎えるように清めていた。
この後はしめ飾りなどを取り付ける。権禰宜(ごんねぎ)の桑原隆次さん(39)は「来年4月で平成が終わる。国民一人一人が新しい1年、年号になることを心のよりどころとし、ご参拝されることと思います」と話していた。(山崎純一)