青森県弘前市の文化や食を伝えるイベント「ひろさきナイト」が15日、金森赤レンガ倉庫群の2018はこだてクリスマスファンタジー特設会場で開かれた。ツリー点灯式やご当地アイドル「りんご娘」のライブ、特産リンゴを使った巨大アップルパイの配布で盛り上がった。
弘前市の桜田宏市長、第34代弘前城ミス桜の角田愛琳奈(えりな)さんらがツリーを点灯。桜田市長は「北海道は胆振東部地震に見舞われ、函館も観光への影響があったと思う。弘前と函館の結びつきは強いので、津軽海峡を挟んだ交流を続けていこう」とあいさつした。
特設ステージでは、津軽三味線全国大会で3連覇を達成した渋谷和生さんの演奏、リンゴや弘前ねぷたまつりにまつわるクイズ大会を開いた。また、りんご娘の4人が観客に笑顔を届け「プラネタリウム」などを披露した。
同市の「巨大アップルパイ世界に挑戦する会」のメンバーは、直径2メートルのパイ2枚を焼き上げた。点灯式後に1400個に切り分けて配り、多くの来場客が列をつくった。(深津慶太)