水泳で町に恩返し 津軽海峡横断泳成功の尾迫さん、福島で小中学生に指導

 【福島】1994年、津軽海峡の単独横断遠泳に女性で初めて成功した尾迫千恵子さん(67)=東京都国分寺市在住=が16日、町を訪れ、17日には町民プールで町の小中学生69人に水泳を教えた。
 尾迫さんの本業はピアノ講師で、27歳にしてスイミングスクールで水泳を学んだ“遅咲きスイマー“。30歳で水泳指導員資格を取得、32歳ごろから遠泳への挑戦を始めた。中でも、小学生の頃函館に住んでいたこともあって津軽海峡への思い入れは深く、87年から数回にわたって横断遠泳に挑戦している。
 単独海峡横断成功は43歳の時。94年8月6日午前1時13分、青森県小泊村を出発してから12時間27分後の午後1時40分に、町松浦に泳ぎ着いた。現場には偶然、当時町職員だった前田勝広教育長が家族とともに居合わせており、疲労の極みにあった尾迫さんと、コーチを務めていた宇田快さんに飲み物とパンを差し入れたという。
 水泳教室は尾迫さんの「町への恩返しをしたい」という思いで実現。福島中1年21人、吉岡小の全校児童18人、福島小の5、6年生30人に、立ち泳ぎ、クロールなど水泳の基本を教えた。
 尾迫さんの福島訪問には、宇田さんも同行。宇田さんは現在、津軽海峡単独遠泳に初成功した町出身の海洋冒険家、中島正一(91年没)の顕彰に取り組んでおり「福島を遠泳の聖地にしたい」と話していた。(神部 造)

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