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道南で大雨、各地で土砂崩れなど被害

 台風7号から変わった温帯低気圧が北海道付近を通過した影響で、5日の渡島、桧山地方は広い範囲で局地的に激しい雨となった。道央自動車道の国縫インターチェンジ(IC)―八雲IC間の上下線は、八雲町内で道路のり面の土砂が2カ所で崩れ、朝から通行止めが続いている。JR北海道では札幌―函館間の特急全便が終日運休し、約4000人に影響した。6日の始発から通常通り運行する。
 函館地方気象台によると4日正午の降り始めから5日午後3時までの降水量は長万部121・5ミリ、知内100・5ミリ、福島町千軒100・0ミリ、八雲町八雲70・5ミリ、函館市美原56・5ミリを観測した。
 この雨の影響で、各地で土砂崩れや床下浸水などの被害が相次いだ。函館機動警察隊によると、午前5時35分ごろ、道央自動車道を札幌方向へ乗用車で向かっていた函館市内の40代男性から「崩れた土砂に衝突し、車が動かなくなった」と110番通報があった。男性の乗用車は八雲ICから約15キロの地点で、長さ50メートル、幅25メートルにわたって崩れた土砂の上に乗り上げた。男性は自力で路外に脱出しけがはなかった。現場は片側1車線。同隊によると、中央線付近のワイヤーを超え、樹木や土砂が流れ込んでいたという。八雲消防署によると、救助活動中の午前6時45分ごろ、函館方面へ約200メートル離れた地点でも土砂崩れが発生。乗用車など数台と消防車両が挟まれる形となったが、巻き込まれる被害はなく、八雲IC方向へ引き返した。5日午後8時現在、復旧の見通しは立っていない。
 北斗市では上磯ダム公園(戸切地)付近で土砂崩れが発生し、市は午後2時すぎから現場付近の市道を通行止めとした。福島町で一般住宅の床下浸水が3棟あったほか、同町と八雲町で人が住んでいない建物への床下浸水の被害が1棟ずつあった。
 奥尻町内では道道奥尻島線で3カ所、町道で1カ所の土砂崩れが発生。町によると、いずれも住宅などへの被害はなかったが、午後8時現在、道道通行止めの影響で神威脇地区の20世帯が孤立状態にあるという。
 ハートランドフェリーは江差―奥尻間全便を欠航して計220人に影響。また、瀬棚間も全便欠航し、計50人に影響した。
 函館駅では、乗車券の変更や払い戻しを求める利用客の姿が目立った。駅員は、困惑する利用客にバスやタクシーなどほかの交通機関の利用も呼び掛けた。北海道日本ハムファイターズの試合観戦で訪れた札幌市北区の藤田昭子さん(73)は「わずかな望みに懸けてきたが、試合が中止になり残念。バスが来るまで駅前周辺で時間をつぶします」と話していた。韓国人観光客のユン・グンモさん(27)は「夜は特急が動くと思っていたから残念。これからヒッチハイクに挑戦してみて、天気が悪くなってきたら宿を探そうと思う」とうなだれていた。

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