7日の七夕に先立ち、道南いさりび鉄道の6駅(木古内、茂辺地、上磯、清川口、七重浜、五稜郭)に笹飾りと短冊が設置され、多くの利用客が願い事を記している。設置は9日までで、その後は佐女川神社(木古内町)に奉納する予定。
笹飾りはいさ鉄と、沿線住民らでつくる「道南いさりび鉄道地域応援隊」が設置。木古内駅では6月29日、応援隊隊長の吉川衆司さん(42)=町札苅=ら隊員3人と町職員が待合室に笹竹を設置し、飾り付けた。
同隊は、8月には各駅への花の植栽、10月にはハロウィーン、12月にはクリスマスなどの催しを企画し、沿線の住民にいさ鉄への愛着を持ってもらおうと奮闘している。木古内駅では現在、春のサラキ岬のチューリップやシバザクラ花咲く「札苅村上芝桜園」といさ鉄のコラボを撮影した「花といさ鉄グラフィティ」写真作品を展示中で、吉川隊長は「すてきな写真を見ながら、短冊に思いを託して」と話している。(神部 造)