北海道付近が高気圧の張り出しの中に入り、27日の道南は4月上旬~5月上旬並みの暖かさとなった。各地の最高気温は厚沢部町鶉13・8度、松前12・9度、森11・8度が今年最高となり、函館は13・2度だった。
雪解けが進む中、七飯町峠下の道道新函館北斗停車場七飯線沿いでは、本州で越冬し、生息地のシベリアへ戻る途中のオオハクチョウやカモ類が羽を休める姿が見られた。
敷地を所有する小澤農園によると、同園が水田をデントコーン畑に替えた約5年前から、この時期にオオハクチョウが飛来している。最初は10羽程度だったが年々数が増え、27日には約300羽がいた。広さ5ヘクタールの畑は道路から離れており、鳥たちにとって畑に落ちているコーンを安全に食べることができ、絶好の中継地になっているようだ。(山崎純一)