気温上昇で雪解け進む 生活道路は改善進まず

 北海道付近の気圧配置が緩んだ影響で、3日の道南は3月中~下旬並みに気温が上がり、各地で雪解けが進んだ。函館市内では、車の通行に支障をきたしている生活道路を中心に除排雪が進められたが依然として多くの雪が残り、暖かさで緩んだ雪に足を取られる車が散見されるなど、交通状況の正常化にはまだ時間がかかりそうだ。
 気象庁の速報値によると、函館は早朝には気温がプラスになり、日中の最高気温は3月中旬並みの6・3度まで上がった。2日は暴風雪の影響で積雪が62センチから最大で74センチまで増えたが、3日の雪解けで午後5時現在で63センチまで減った。
 この日は朝から青空が広がった中、多くの市民が早朝から自宅周辺の除雪に取り組み、足元の氷をつるはしでたたき割る作業などに追われた。
 日当たりの良い主要幹線道路は路面が顔を出す箇所も目立ち、車の流れも比較的スムーズに。これに対し多くの生活道路では、大型の重機がフル稼働し除排雪を行うものの、作業が追い付かない状況。わだちによる段差やシャーベット状になった雪にタイヤを取られ、四苦八苦しながらノロノロと運転するドライバーの姿が目立った。
 一方、久しぶりの穏やかな天候にほっとした表情を浮かべる市民も。杉並町の主婦、川島育子さん(63)は「1~2日は天気がかなり荒れると聞いて、前日に食品などを買いためてじっと家で吹雪が去るのを待っていた。やっと外に出られたが、気温も温かくすがすがしい気持ち」と話し、一日も早い春の到来を願っていた。
 交通機関は回復が進み、1、2の両日とも運休が相次いだJRや道南いさりび鉄道の路線は始発から運行。空の便も平常通り運航した。2月28日午後から通行止めとなっている道道函館南茅部線(函館市鉄山町―川汲町間、14・4キロ)は、3日午後10時半現在も雪崩の恐れがあるとして通行止めが続いている。
 函館地方気象台によると、4日は低気圧の影響を受け、渡島・桧山地方は昼過ぎまで雨となり、その後晴れや曇りとなる。函館は日中の予想最高気温が4月上旬並みの9度で、一層雪解けが進むことになる。同気象台では融雪による土砂災害や低い土地の浸水、なだれに注意を呼び掛けている。(小川俊之、山崎純一、柳元貴成)

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