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雪かき市民へとへと「除雪車来ない…もう限界」

 例年にない大雪のため、多くの市民が連日のように雪かきに追われている。16日の函館市内は午後0時半ごろに最高気温が0・5度と5日ぶりにプラスの気温となったが、雪解けが進むにはほど遠い状況だ。市民からは「除雪車さえ来てくれれば」とため息が漏れる。
 道幅が狭く、坂道も多い市内山の手2の住宅街。道路の両脇に積まれた雪山がさらに道を狭くし、車同士のすれ違いも困難だ。自宅前の雪かきをしていた自営業山口藤夫さん(64)は「今年は量が多く、雨の後は湿って重たくなる」とうんざり顔。「この辺りは昔から除雪車が来ないので、住民みんなで頑張って除雪をしているが、若い人も少なく限界を感じる」と懸念も示しながら、再びスコップを握る手に力を込めた。
 近くの主婦大場礼子さん(70)も雪かき作業にはきりがないと言う。「朝早くから夫と交代で老骨にむちを打っている。連日のため体が痛く、部屋の掃除もままならない。住民だけの力では限界があるので、1度でいいから除雪車に来てもらいたい」と話していた。
     ◇
 一方、雪かき疲れが目立つ市民に対し、市内海岸町の治療院「はり&マッサージ スタジオアムス」の臼井登代表は(52)は「雪かき前に腰のフォローや冷え防止をしっかり行ってほしい」と呼び掛ける。
 同治療院では、腰痛症状では40~50代の男性が多く、高齢世代は足やひざの痛みを訴える人が目立ち、臼井代表は「毎年冬場に患者が増えるが、例年よりも断然に多い。症状を悪化させてしまうと体にかかる負担も大きくなり、(痛みが)ほかの部分に波及することもあるので、早めの治療が望ましい」と話す。
 気軽にできる雪かき時の腰痛予防として、コルセットのように腰の周りにタオルを巻き、上からベルトで締めて保護することを勧める。「寒いところでの作業は体の負担になるので、使い捨てカイロなどで温めて冷やさないことも大切。雪かきをしないという選択はないと思うので、体の準備だけはしっかりした方がいいでしょう」と話していた。(柳元貴成、今井正一)










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