こども音楽コンクール(TBSなど主催)の全国大会にあたる文部科学大臣賞選考会(音源審査)が28日、東京のTBS放送センターで開かれ、函館亀田中学校が重唱部門と合唱部門で、北斗上磯中学校が管楽合奏部門で最高賞の文部科学大臣賞を受賞した。いずれも昨年に続き2年連続の快挙。
今年で65回目を迎える日本最大規模の音楽コンクールの一つで、本年度は全国から小学校769校、中学校870校が出場。各地区大会を突破し、全国7ブロックの大会で最優秀賞に輝いた学校が文部科学大臣賞選考会に進み、全12部門で競い合った。
亀田中は重唱部門に「鷗」(三好達治作詞、木下牧子作曲)で出場し、全国170校の頂点に立った。さらに合唱部門では「虹の輪の花」(宗左近作詞、大田桜子作詞)を歌い、311校中トップの成績となった。管楽合奏部門に出場した上磯中は「舞踏組曲」(バルトーク作曲)で見事に196校中最高評価を得た。
2校(3部門)は昨年11月に函館市で行われた会場審査で函館地区代表となり、同12月の北海道ブロック代表選考会(音源審査)を勝ち抜き、文部科学大臣賞選考会に進んでいた。
授賞式は3月3日に東京オペラシティで行われる。(小川俊之)