【七飯】町歴史館(本町6)では、遊びをテーマに昔ながらのおもちゃや人形、実際に遊べるコーナーを用意した企画展「あそび―あそびとおもちゃの文化史―」を開催している。3月11日まで。
同館が資料として所蔵するテレビゲーム機の展示を模索する中で、北斗市や江差、知内両町などの協力を得ながら、初めておもちゃやゲームをメインとした企画展を開催。人同士で触れ合いながら競い合うボードゲーム、ロボットや着せ替え人形など男女で違いの見えるおもちゃ、家庭用テレビゲーム機など、自宅で気軽に遊べる約200点が並ぶ。
ボードゲームのように、相手がコンピューターでなく人である遊びとして、ほかには、小倉百人一首や戦時中の「興亜精神提唱いろはかるた」などを展示。また、さまざまな種類の「キューピー人形」や鉄砲のおもちゃをはじめとして、テレビの普及によって特撮ヒーローやアニメキャラクターがおもちゃの「顔」となった変遷をたどることができる。
会場では射的や紙飛行機、あやとり、エレクトーンなどの体験コーナーや、靴を脱いで絵本や漫画を読めるコーナーを設けている。同館は「子どもから大人まで昔のおもちゃやゲームの雰囲気を楽しんでもらいながら遊んでほしい」としている。
入場無料。問い合わせは同館(0138・66・2181)へ。(蝦名達也)