函館市熱帯植物園(湯川町3)は、来園した希望者にパンの耳を配布し、サル山のサルにお年玉として餌やりができる催しを5日まで実施している。時間は午前11時から正午まで。
同園で飼育しているニホンザルは約80頭。この餌やりは毎年正月に行い、サルの労をねぎらっている。訪れた観光客らが餌を投げ入れ、食べる様子などを観察して楽しんでいる。
このほか、同園の温室で育てた三尺バナナやサイパンレモンを使ったレモンティーを振る舞い、来園者をもてなす。温室内では現在、アロエやアナナス、ブーゲンビリアの色鮮やかな花が見ごろを迎え、さまざまな楽しみ方ができる。
青森市から観光で訪れていた船橋吏空君(5)は「サルに餌をあげるのは初めて。たくさん食べてくれて楽しい」と笑顔を見せた。笠井佳代子園長は「サルにお年玉をあげたい方は、ぜひ来場を」と呼び掛けている。開園時間は午前9時半から午後4時半。入園料は一般300円など。(木村京子)