「函館サンタラン」(実行委主催)が26日、五稜郭タワーアトリウムと五稜郭公園で開かれた。赤と白のサンタクロースの衣装に身を包んだ一般やスタッフなど総勢約60人が五稜郭公園内を練り歩いた。
「サンタラン」は、全国各地で行われているチャリティーイベントで、ランニングイベントやパレードなどに市民がサンタクロース姿で参加し、その参加費で病気と闘う子供へプレゼントを贈る取り組み。
「函館サンタラン」は道教育大函館校の学生を中心に2014年に始まり、今年で4回目。今年は昨年のパレード方式から変更され、参加者が公園内のポイントを巡り、病院でクリスマスを迎える子供たちに贈るための積み木の一部を集めるウオークラリーが行われた。
ウオークラリーはサンタ姿の凌雲中吹奏楽部(對馬あさひ部長)によるクリスマスソングの演奏で幕開け。子供から大人まで、参加者は寒さに負けず公園内を散策。五稜郭を訪れた観光客らは突然現れたサンタたちと記念写真を撮るなどして楽しんでいた。ウオークラリー後は集めた木片に色を塗るなどして積み木づくりを行った。
この日作った積み木は実行委を通して函館市内の病院に入院中の子供たちに贈られる。(大谷健人)