台風21号は23日午後3時に温帯低気圧に変わり、接近した道南では強い風雨に見舞われた。函館地方気象台によると、最大瞬間風速は奥尻空港で29・3メートル、降水量は北斗市で22日午後9時から23日午後4時までに78・0ミリとなった。
この影響で、函館市と七飯町で計5つの小学校と高校が臨時休校、函館弥生小学校が1時間繰り上げて下校した。
道道970号(蛾眉野原木線)は土砂崩れの恐れがあるとして、午後4時から函館市蛾眉野町から原木町までの10・8キロを通行止めとした。津軽海峡フェリーは函館-大間間の4便を欠航、ハートランドフェリーは江差-奥尻間の4便を欠航した。JR北海道によると、北海道新幹線は上り3本で最大29分の遅れがあった。