五稜郭タワーで9日、「体育の日」恒例の「階段上りチャレンジ」が行われた。市民や観光客625人が参加、普段は入ることのできない非常階段を駆け上り、地上90メートルにある展望台を目指した。
同社が時間などを競わず、楽しく体力づくりをしてほしいと実施している。451段ある階段の途中には、五稜郭や北海道新幹線など函館に関するクイズコーナーも用意され、大人も子ども真剣な表情で問題に臨んでいた。階段を上りきり、汗ばんだ参加者は、展望台からの景色に見入っていた。
3連休を利用して小樽から家族と観光に来ていた斉藤実都瑠(みつる)君(9)は「疲れたけど、とても楽しかった。クイズは難しかった」と笑顔で話した。
同社は「新幹線が開業した昨年と比べて参加者は少なかったが、たくさんの人が挑戦してくれてよかった」と話していた。(柳元貴成)