5月上旬から改装工事が本格化する「大三坂ビルヂング」(函館市末広町18、旧仁壽生命函館支店)を会場とした親子向けのイベント「スモール・タウン・マーケット~坂の途中のちびマルシェ~」が23日、同ビルで開かれた。近隣の物販店など17団体が参加し、パンや雑貨、衣類などの販売や、ワークショップなどを開催。多くの親子が訪れ楽しい時間を過ごした。
西部地区在住で子育て中の母親でもある蒲生由紀子さんら4人でつくる実行委の主催。
内装工事などの店「ブラント&サンズ」の谷藤崇司さん(32)は鍋敷きペイントのワークショップを実施。「楽しそうに制作する子どもたちの姿を見ると自分も仕事のやる気が出る。また機会があれば参加したい」と話した。この日が誕生日の息子(7つ)と訪れた西部地区在住の女性(36)は、夢中で遊ぶ子どもの姿を見て「親子で楽しい一日を過ごせた」と笑顔。北斗市の安部真由美さん(39)は「函館は親子で遊べる場所が限られるから、このようなイベントはうれしい」と話していた。
蒲生さんは、「西部地区は超少子高齢化の地域だが、子どもがいるのは事実。今後も思い出に残る活動ができたら」と意欲を見せていた。(三好若奈)