北海道付近に低気圧が近づき大気の状態が不安定となった影響で、道南は函館などで局地的に激しい雷雨となり、渡島・桧山の北部では雪となった。気象庁の速報値によると、函館で1時間降水量が11・5ミリを観測、北斗(本町地区)でも同じく10・5ミリとなり、ともに3月として過去最大となった。
七飯町大沼では断続的に雪となり、午後4時ごろの積雪は13センチとなった。大沼の積雪は今月上旬に60センチあったが、その後順調に雪解けが進み、この日の午後2時に5センチとなっていた。その後、雨から雪に変わり、湖畔周遊道路は視界が悪くなり、重く水分を含んだ雪が一気に積もって車で走りにくい状態となった。
また、長万部町内の道央道では、積雪の影響でハンドル操作の誤りとみられる事故があり、一時、長万部-豊浦間の上下線で通行止めとなった。
函館地方気象台によると31日は次第に高気圧に覆われ、昼前から晴れる見込み。