昨年7月25、26日に函館アリーナ(湯川町1)のこけら落とし公演を開催した地元出身のロックバンド「GLAY」が函館市に寄贈したサイン入りギターが、20日から同アリーナで展示される。これまで市役所6階秘書課ロビーに展示していたが、公演にゆかりのある場所に戻り、多くのファンの目を楽しませる。
ギターは公演開始前に激励に訪れた工藤寿樹市長がメンバーから受け取ったもので、公演から一夜明けた27日から市役所で展示していた。もともとアリーナに置く予定だったが、展示スペースの管理体制が不十分だったため延期し、昨年末に準備が整い移設に至った。
秘書課ロビーには、2013年の野外ライブ後に贈られたギターを飾り、2本のギターが市役所とアリーナでそれぞれお披露目される。
アリーナの展示スペースにはギターとともに、4人のサイン入りTシャツや色紙も並べている。また、アリーナ指定管理者の市文化・スポーツ振興財団が「GLAY」の文字が記された記念グッズを飾る棚などを用意した。
展示期限は設けず、無料で観覧可能。市教委は「GLAYゆかりの場所、アリーナの象徴として末長くギターを展示し、多くの人に楽しんでもらいたい」としている。(蝦名達也)