函館市本町に建設中の再開発ビル「シエスタ ハコダテ」に4月開設される「函館コミュニティプラザ(愛称・Gスクエア)」のロゴマークを決めるインターネット投票が15日から始まる。センター長に就任予定の仙石智義さんは「遊びに来たいと思うような作品に1票を投じてほしい」と広く投票を呼び掛ける。
同施設は中心市街地のにぎわい創出や若者を中心とした多世代交流を目的に函館市が設置。NPO法人・函館市青年サークル協議会を代表とするグループ「Gスクエア」が指定管理者として運営する。音楽ライブや演劇などに使えるイベントスペースのほか、キッチンスペースや防音の多目的室などを備える。
同協議会は昨年11月から1月にかけて3回にわたり、函館デザイン協議会(岡田暁会長)の協力を得てロゴマークを作成するワークショップを開催。公募で集まった高校生から30歳代までの13人が岡田会長らのアドバイスを受けながらデザインを仕上げ、同協議会会員や参加者らによる投票で上位3作品を選出。最終的に市民によるWEB投票で決定する。
候補に選ばれたのはいずれも公立はこだて未来大生の作品。河田歩美さん(20)は「タマゴをモチーフに若者が未来にはばたくイメージを表現した」、小板明日香さん(19)は「誰でも入ってこられるよう、Gの文字を開いている扉に見立てた」、西谷歩さん(20)は「笑い合える場所になればと笑顔をデザインした」としている。
投票は専用ホームページ(http://g―sq.jp)で24日まで受け付け、31日までに同ホームページ上で結果を公表する。(金子真人)