• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 5/3
    函新ウイークリーレビュー
  • 5月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • イニング速報
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    記者、総務経理スタッフ

昨年度の虐待認定、過去最多337件

 函館児童相談所(函館市中島町)に2015年度、渡島、桧山管内から寄せられた児童虐待に関する相談の中で、虐待と認定して処理した件数が過去最多の337件に上ったことが分かった。前年度比70件増で、虐待問題への社会的関心が高まったことが背景にある。全体の相談件数は55件増の471件となった。
 同相談所によると、内訳は言葉や態度による心理的な虐待が185件と54・9%を占め、次いでネグレクト(育児放棄)が86件(25・5%)、身体的が65件(19・3%)、性的が1件(0・3%)。性的虐待は前年度と同数だったが、周囲が分からず、被害が潜在化する傾向が見られるという。
 虐待者は実母が147人と最多で、実父が141人。継父や養父など実父以外も49人おり、男親による虐待が目立つ。虐待を受けた子どもは小学生が118人と最も多く、3歳~就学前が87人、3歳未満が58人と続いた。就学前でみると計145人となり、小学生を上回った。
 虐待が深刻だと判断し、親から引き離すため児童施設に入所させたのは2件増の7件、里親に委託したのは3件増の4件。
 相談主は警察が178件と最多で、年々増加傾向にある。都道府県が42件、近隣・知人が39件、市町村が22件。児童本人からも2件あった。
 市町別では、函館市が229件で53件増と増え方が大きく、全体の数字を押し上げた。北斗市が2件減の35件、八雲町が11件増の23件、七飯町が5件増の20件。桧山全体では6件増の7件だった。同相談所は「虐待問題に対する世間の関心が高まり、通告が増えたのでは」と分析している。
 一方、渡島総合振興局(配偶者暴力相談支援センター)での15年度のDV(配偶者などからの暴力)相談件数は3件減の109件となり、被害者本人からは前年度と同じ97件。うち女性からの相談は3件増え93件となった。桧山振興局(同センター)での相談件数は1件減の1件。函館市が設置している同センターでの本人からの相談件数は11件減の303件だった。
 渡島合同庁舎で今月7日にあった道主催の「道南地域要保護児童対策・配偶者暴力防止対策連絡協議会」で報告された。(山崎大和)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 【イニング速報】函大有斗―函工
      2. 空き家侵入容疑で男を現行犯逮捕 中央署
      3. 交際女性の顔殴る 傷害容疑で函館の男を逮捕 西署
      4. 春の高校野球/函西、知内、ラ・サールが勝利
      5. 春の高校野球/函大有斗快勝 雨天で2試合が8日に順延
      6. 球春スタート 高校野球春季大会熱戦火ぶた
      7. 毛ガニ、ホタテご飯が人気 もりまち食KING市盛況
      8. 函館市ホームページに爆破予告 各施設とも異常なし
      9. コナン効果で人出満開 道南のGW、サクラ早まるも…
      10. 春の高校野球2日目第2試合以降順延

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      5月 8日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト