遺愛女子中学高校(福島基輝校長)の生徒がクリスマスを前に福祉施設などで賛美歌を歌う行事「キャロリング」が7日に行われた。函館市内15カ所に美しいハーモニーが響きわたり、聞き入った市民のクリスマスムードを盛り上げた。
今年は生徒有志約300人が参加し、6コースに分かれて訪問した。
高校1、2年生40人が訪れた梁川町のテーオーデパートでは「もろびとこぞりて」「荒野の果てに」など8曲を披露。買い物客や従業員が見守り、一緒に歌う姿も。最後は全員で「メリークリスマス!」と笑顔で掛け声をかけた。
初めて参加した高1の山田槙さんと杉澤有瑠羽(うるは)さんは「今は『アドベント』というクリスマスを待ち望む期間。市民にも楽しみにしてもらいたいとの思いで一生懸命歌った」と話していた。(稲船優香)