3月14日でJR函館線での定期運行を終了したディーゼル車両「キハ40形」を使用した団体臨時列車が12日、函館から釧路に向けて出発した。沿線では長年親しみ、見慣れていた車体の走行を見守る鉄道ファンらが、4両編成の列車を写真に収めるなどしていた。
この列車は旅行会社が催行。函館を午前10時25分ごろ発車。藤城線経由で、七飯町内のコンクリート製橋脚の通過時は汽笛を鳴らし、速度を落として走行。座席の窓を開けて風景を撮影する乗客も見られた。
約570キロという長旅のため、この日は苫小牧まで運行。13日朝に苫小牧を出発し、夕方に釧路に到着する予定。(山崎純一)