函館公園内の遊園地「こどものくに」(青柳町17)では、20日から始まる今年の営業に向け、遊具の点検などが進んでいる。18日は午後から雪が降る中、遊具の稼働確認や掃除を丁寧に行った。
同園は1956(昭和31)年に開園。ゼネラルマネジャーの加藤大地さん(26)によると、昨年は例年より多い約20万人が来園。「都市部にある大型施設と違い、小さな子供が遊園地デビューできることなどが口コミで伝わっている」と話す。地元に帰省した家族連れからも根強い人気があるという。
今年は準備が進んだことで15日ごろにオープンを考えたが、雪の予報があったことで例年と同じ20日とした。国の有形文化財(建造物)に登録された観覧車の周りには、H5系カラーの新幹線のほか、今年から新たに人気漫画のキャラクターが描かれた乗り物も登場する。
加藤さんは「ここ数日は除雪に追わることもあったが、どの遊具も安全な運転を確認できている。地元の人も多く来園してほしい」と呼び掛ける。
入園無料。遊具は1回350円など。営業時間は午前10時~午後5時(連休や季節によって異なる)。詳しくは同園ホームページで。(山崎純一)