函館出身のロックバンド「GLAY」のメンバーがデザインされた特別仕様のマンホールのふた5種類が、函館市五稜郭町の五稜郭タワーアトリウムステージで展示されている。市内での路面設置を前に、すべてが一堂にそろった今だけの貴重な光景を見ることができるとあって、市民やファンが訪れ記念撮影を楽しむなど注目を集めている。24日まで。
マンホールのふたは、市排水設備指定業者協同組合(木村謙一理事長)が昨年11月、組合の設立50周年を記念し市に寄贈。人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」原作者の尾田栄一郎さんがイラストを手掛けたTERUさん、TAKUROさん、JIROさん、HISASHIさん一人ずつのデザインと、4人が集合したものの全8個。
集合デザインのふたはこのほか、函館アリーナや市地域交流まちづくりセンター、G4 Space(松風町)内にも一つずつ記念設置として飾られている。五稜郭タワーに展示中の5個は今年3月末、函館駅前周辺、金森赤れんが倉庫群周辺、五稜郭タワー周辺、緑の島、はこだてグリーンプラザにそれぞれ設置する。
会場には水道と下水道に関するパネル8枚も展示。東京から旅行で訪れ高校生のときからGLAYのファンだという川島直子さん(41)は「ずっと来たかったGLAYの聖地函館にようやく初めて来たタイミングで、ちょうど運良く見ることができて感激」と目を輝かせていた。(竹田 亘)