【森】函館厚生院(高田竹人理事長)の高齢者施設で学ぶインドネシア人の技能実習生が25日、グリーンピア大沼スキー場(森町赤井川)でスキーやスノーボードを体験した。母国では雪が降らず、来日1年目の実習生は冬のスポーツをするのは初めて。歓声を上げながら、思う存分満喫した。
同法人は2020年からインドネシア人の技能実習生を受け入れている。スキー体験は3年目。百楽園(函館市高丘町)とケンゆのかわ(湯川町)、永楽荘(高丘町)、ももハウス(赤川町)、ななえ新病院(七飯町本町)で介護を学ぶ16人が参加した。
実習生はインストラクターにスキーとスノーボードの滑り方を教えてもらい、転んでもすぐに立ち上がってゲレンデを滑走した。ほかにそりに乗って雪遊びもした。
ケンゆのかわのメイヤ・ユミアルティカさん(27)は来日1年目。「スノーボードはとても難しかった。たくさん転んだけれど、気持ちが良かった」と笑顔。百楽園のザキヤ・ヌル・イヴァトゥラーマさん(23)は「雪が大好きで、初めてのスキーは楽しかった。日本の生活にも慣れて毎日楽しく過ごしている」と話した。(松宮一郎)